修二(亀梨和也)は、母親が送ってきたチリのブタのお土産を、彰(山下智久)と信子(堀北真希)に渡す。修二は、なかなか素直になれないが、友情の証として2人に渡したのだ。
プロデュースに参加することになったかすみ。だが信子へのクラスの反応は悪く…
ある夜、修二が学校から帰宅すると、自宅にかすみ(柊瑠美)の姿が。かすみは、「自分も野ブタをプロデュースする仲間に入れて欲しい。そうしたら、何も言わずに信子のもとから去ってあげる」と言う。修二は、何を考えているか分からないかすみが、ただただ怖かった。
しかし、信子が信じて心を開いた相手が、今までの嫌がらせの本人だと分かってしまうと、今度こそ殻に閉じこもって、出てこなくなるのではないかと心配した修二と彰は、仕方なくかすみをプロデュースに参加させることにする。
そして、かすみは髪型やスカートの丈、話し方など、信子を変化させていくのだが、クラスの反応はいまいちだった。そして、信子自身もそれを辞めたいと言う。そこへ修二がやって来て、信子の意志を尊重するよう言う。かすみは自分の思い通りにならないのが面白くない。
今までの嫌がらせが、全部、友達だと思っていたかすみの仕業だと分かった信子
ある日、教室にあったかすみのポーチの隅に黄色いペンキのシミを見つけた信子は、友達だと思っていたかすみこそが、今までの度重なる嫌がらせの張本人だと気付いた。そして、あまりのショックから、信子は翌日から学校に来なくなってしまう。
いつの間にか、人気者になっていた信子。修二は、クラスメイトの力を借り…
見かねた修二は、クラスメイトに頭を下げ、信子を学校に来させる為にビデオレターを撮りたいと頼んだ。クラスメイトみんながそれに協力してくれた。
そして、信子の自宅に届いたビデオレターを見た信子は涙し、翌日、学校へ行く。しかし、温かく迎えてくれるクラスメイトの中に、かすみの姿が…
ある日、彰の家で3人でいると、学校の屋上に来てと置き手紙があるのを見つけた信子。一人で屋上へ向かった。蒼井は、今までのことを許してほしいと言い、許してくれないのであれば、ここから飛び降りると言う。そして、許せないと言う信子。かけつけた修二と彰、そして信子の目の前で、蒼井は飛び降りた。
彰の家で3人が目を覚ます。3人共、同じ夢を見ていたのだ。学校へ向かうと、蒼井は教室で眠っていた。4人で校庭へ向かう。すると、そこにはかすみの飛び降りた跡が…生きてて良かったとかすみに伝える信子。そして、プロデュース作戦は思ったより面白くなかったと3人に言い残し、かすみは去って行った。
ここにいる限り、俺は、道に迷うことは、ないだろう…修二は、彰と信子を見て、そう思った。
(2005年12月10日放送)