この先何十年も生きていくのに、今進路なんて決められない…色々な思いを抱える修二、彰と信子。
ある日の夜。修二(亀梨和也)のもとへ、スーツケースを持った彰(山下智久)がやって来る。聞くと、社長である父親・庄一(桝毅)から、会社を継ぐように言われ、大喧嘩したのだと言う。学校でも、進路希望の紙を配られる。修二達は何も決められなかった。
文化祭の時に壊されたお化け屋敷。デートの時にばらまかれたビラ。こちらが何かしようとすると、必ず何か嫌がらせをされるが、気に食わない。修二は、逆にこちらが何か仕掛けてやろうと言い出す。
信子が作ったキーホルダーで、一躍ブームに。だが間もなく偽物が出て来て…
修二がバッグにつけていた、野ブタ由来にもなったブタのキーホルダー。クラスの女子がこれを可愛いと言い出したことで、修二は、次の作戦を決めた。
信子が作った野ブタグッズを販売すること。更に修二はキーホルダーを売って、願い事が叶うという噂を流そうと思いつく。買った人の中で叶いそうな願いは、修二と彰が仕組み、叶うようにしてやる。するとキーホルダーは爆発的に売れ、大人気となり、売上は10万円にもなった。
だがある日、キーホルダーの偽物が出回っていると聞きつける。誰かが偽物を作り、本物より安く売っているのだという。それに腹を立てた修二は、稼いだ金をつぎ込み、もっとかっこいいものを作ると言い出した。しかし、もうみんなは既に飽きてしまい、新しくバージョンアップさせたものは全く売れなかった。
ある日、キーホルダーにペンキがかけられていた。修二達は悔しがったが、信子は、これで前に進める、進まなきゃ、そう2人に促した。
誰かの心に残る物を作れた。これで十分。私達は、前に進まなくちゃ…
庄一がまた彰のところへやってきた。また喧嘩になるかと思われたが、庄一は、会社のことはすぐに決めなくていいと言った。
ある日の朝、信子は、公園に埋められていた宝箱を見つけた。修二と彰と共に、その中を見てみると、中には信子達の作ったキーホルダーが。私達の作った物が、誰かの心に残った。私は、それで十分だと思う。信子がそう言った。
そして、結局売れなくなってしまったキーホルダーは、燃やした。これでまた3人は、前に進める。夕日を背に、たい焼きを食べる3人。彰は、幼い頃父親とたい焼きを食べていたのを思い出し、温かい気持ちになっていた。
信子を俺だけのものにしたい…交錯する彰の気持ちは…
ある日、彰は、信子をプロデュースするのを辞めたいと修二に告げる。人気者になっていく信子を見るのは苦しすぎる、自分だけのものにしたいのだと言う。
驚く修二。これから、信子のプロデュースは一体どうなってしまうのか…
(2005年11月19日放送)