近所の子ども達や修二(亀梨和也)の学校の間で、「真夜中さま」と呼ばれる幽霊が話題になっていた。それが信子(堀北真希)だという噂が流れ始め、噂が広まる前になんとかしようと、修二と彰(山下智久)は作戦を練っていた。
信子の髪を切って、ブスではないということを証明させたい修二と彰。しかし信子は…
修二はまず、信子に、外見を変える為、髪を切るよう提案する。しかし、信子は強く拒否する。聞けば、この髪には呪いがかかっていると言い、切りたがらない。自身が幼い頃から大切にしている日本人形と同じでないと駄目なんだと、頑なだった。
そこで修二は、人形の髪を切ってもらうことにした。髪の短くなった人形を見て、信子は可愛いと言うが、やはりそれでも自分の趣味でないことはしたくない、自分の髪は切りたくないと頑ななまま。
信子は、洋品店で売られている趣味の悪い洋服を指差し、「私に髪を切れと言うのは、あれを修二と彰が着ろと言うぐらい嫌なこと」なのだと言う。修二は、最初に決めたプロデユースの契約を守れないのならもういいと呆れ、帰ってしまった。
髪を切り、お洒落な洋服で登校する信子。しかし段々と反論の声も…
ある日、体育の授業後、信子が教室に戻ってこなかった。自分の制服に、大きく「ブス」と書かれていたからである。しかしそれは、自分達の仕業ではないと坂東(水田芙美子)達は言った。
公園にいた信子の前に、修二と彰が現れた。2人共、先日信子が指差した、趣味の悪い洋服を着ていたのだった。そして修二は、やはり信子に、髪を切って、自分がブスではないことを証明しようと言った。そして、信子も今度はそれを受け入れた。
信子は、自身の制服を着用できる状態ではない為、私服登校の許可をもらった。修二は、自身の彼女であり、同じく学校の人気者である、上原まり子(戸田恵梨香)にアドバイスをもらい、3人で洋服を買いに行き、髪を切る。
翌朝。髪を切り、お洒落な服を着て登校した信子。その変貌ぶりに、クラスは騒然とする。
修二と彰は狙い通りだと喜ぶが、皆の前では知らないフリをした。
だが、段々と、信子1人だけが私服登校するのはずるいと反論する者が出てきた。中には、自分自身で制服に落書きをして、私服登校の許可をもらおうとする者もいた。
キャサリン(夏木マリ)は、私服登校をしたいが為に自分で制服に落書きした者には私服登校は認めないと言うが、信子も自分でやったかもしれないと反論が出て、クラス内で揉めてしまう。
そこで信子は仕方なく、明日から制服を着てくると言い出し、いったん騒ぎを収めた。それに心配する修二と彰。
どんな服を着ていても、笑って生きていけるんだ…と気づいた信子。そして…
修二と彰、それに信子は、いつものように3人で屋上で話し合った。制服もかっこ良く着てくるからと信子は言ったが、修二はそれは無理だと言う。
すると、信子は2人に、雑誌の写真を見せた。そこには、笑っているアフリカの子ども。その子は、信子が小学生の頃受けたいじめで、「コタニ」を「ダニ」と書き替えられた体操服を着ていた。信子は、どんな服を着ていても笑えるんだ、と言う。
そして翌日、信子は「ブス」と落書きされた制服で登校した。すると、修二と彰も同様に、自分で落書きをした制服で登校した。それから、他の生徒達の間で、制服に落書きすることが流行る。
ある日、いつものように坂東達にいじめられる信子。それを裏から見て、笑っている生徒。この生徒は果たして何者なのか、そして、信子の制服に落書きをしたのは一体…?
(2005年10月22日初回放送)